“りほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
李豊66.7%
李封33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
李豊りほう楽就がくしゅう陳紀ちんき梁剛りょうごうの四大将は、あとに残って、寿春を守ることになり、これに属する兵はおよそ十万。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明はかく断じたが、その子の李豊りほうは留めて、長史劉琰りゅうえんなどと共に、兵糧増産などの役に用いていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
守将の李豊りほう以下ほとんど斬り殺されるか生擒いけどられてしまい、自称皇帝の建てた偽宮——禁門朱楼きんもんしゅろう殿舎碧閣でんしゃへきかく、ことごとく火をかけられて、寿春城中、いちめんの大紅蓮だいぐれんと化し終った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「呂布、待て」と、敵の大将李豊りほう、捨身に槍をしごいて、突ッかけてくる。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李封りほう薛蘭せつらんの二将は、「よもや?」と、疑っていた曹軍を、その目に見て、驚きあわてながら、駒を揃えて、討って出た。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
曹操そうそうの古巣の兗州えんしゅうには、呂布の配下の薛蘭せつらん李封りほうという二将がたて籠っているが、軍紀はすこぶるみだれ兵隊は城下で掠奪や悪事ばかり働いているし、城中の将は、苛税をしぼって
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)