“りしょうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
李小二100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北支那のまちから市を渡って歩く野天のてんの見世物師に、李小二りしょうじと云う男があった。ねずみに芝居をさせるのを商売にしている男である。
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「おっ、やっぱりそうだった。りん師範さま、李小二りしょうじでございますよ。……いったいまあ、どうしたわけで、こんなところへ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李小二りしょうじは丁度、商売から帰る所で、例の通り、鼠を入れたふくろを肩にかけながら、傘を忘れた悲しさに、ずぶぬれになって、まちはずれの、人通りのない路を歩いて来る——と、路傍みちばた
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
すると、土地の遊び人で李小二りしょうじというやっこさん。出あいがしらに
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)