“らんてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藍靛87.5%
藍諚12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天井の何処かに穴があって、其穴からさし込んだ光線は、藍靛らんてんの水を透して底に達し、それが更に反射して下から天井を彩どり、琅玕ろうかんのような色が洞内に漂うている。
秩父の渓谷美 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
欝々うつうつと頭を押しつけて、ただもう蒸し暑く、電気を含んだ空は、かさにかかっておどかしつけるようで、感情ばかり苛立いらだつ、そうして存外に近い山までが、濃厚な藍靛らんてん色や、紺色に染まって
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
藍諚らんてんの大空を横さまに尖波を打ち合って鋭い白冷の光を放射する雪の山」
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)