“らんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巒際50.0%
蘭斎50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九助は次第に心地元に復し、始めて幻夢のめたる如く、首を挙げて四辺を見廻みめぐらすに、時は既にさるの下りとおぼしく、太陽巒際らんさいに臨み返照へんしょう長く横たはれり。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
大垣おおがき藩の侍医をしていた細香の家と菅野家とは交際があったらしく、細香の父蘭斎らんさい尺牘せきとくなども残っていることなどが話題になって、未亡人と沢崎との間に暫くその方面の閑談が弾み
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)