“らくじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
落城75.0%
雒城25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その危急ききゅうを切りぬけてきたかと思うと、一行伊那丸をいれて六人、富士ふじ裾野すそのまでかかってきた朝、かえるべき小太郎山こたろうざんのとりでに、あの夜明けの落城らくじょうのけむりをゆく手に見たのであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ざんねんながら、新府しんぷのおやかたはまたたくまに落城らくじょうです。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まず張飛は、巴郡はぐんをとおり、雒城らくじょうの西に出でよ。自分は趙雲を先手とし、船路をとって、やがて雒城の前にいたらん」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのため、雒城らくじょう鋤鍬すきくわ部隊は、毎夜のように堤防をうかがうが、どうしてもこれの決潰けっかいに手を下すことができない。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここから雒城らくじょうまでの間だけでも、途中の関門には、大小三十七ヵ所の城がある。力業ちからわざで通ろうとしたら百万の兵をもって三年かかっても難しいであろう。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)