“よろん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輿論96.9%
与論2.1%
世論1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
産業上の諸階級間の不平、政党各派の紛擾ふんじょう輿論よろんの神経過敏、経済上の諸調査の専心に行なわれつつあること等はすなわちそれである。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
惨劇さんげきは、満都の恐怖をひきおこすと共に、当局に対する囂々ごうごうたる非難が捲き起った。「科学者を保護せよ、犯人を即刻逮捕せよ」と天下の与論よろんは嵐の如くにはげしかった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
というと、すぐ世論よろんを喚起するとか、政府へ勧告するとか、というふうに考えられ易いが、そういう公式的な話を、ここでもち出す気はない。
科学は役に立つか (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)