“よろいぐそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
鎧具足100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで二人の御主人は、花やかな鎧具足よろいぐそくを着けて歩いていては、人目につくからと、二領の鎧を脱ぎ重ね、それを旗で巻いた上、さらにむしろぐるみにして、わしの背へになわせた。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ようやく涼秋りょうしゅうの八月になりかけた頃、半兵衛重治のやまいがどっと重くなって、もう今度は二度と、その病骨に、鎧具足よろいぐそくもまとえまいと思われるような容体におちいったことであった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
で、明智方でも、ここの攻撃には、本能寺のような急襲猛突をとらなかったため、信忠以下は驚愕きょうがくのうちにも、なお鎧具足よろいぐそくに身をかため、前後の策を議するいとますらあった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)