“よつばしおがま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
四葉塩竈50.0%
四葉塩釜50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪が消えてまだ間もあるまいと思われる原は、岩銀杏が隙間もなく密生して、緑青をぶちまけたような平蕪へいぶに、珍車、立山竜胆、四葉塩竈よつばしおがまなどが鮮かな色彩を点じている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
千八百米附近から伊吹麝香草いぶきじゃこうそう深山茴香みやまういきょう大葉黄菫おおばきすみれ高根薔薇たかねばら、姫石楠、四葉塩竈よつばしおがま、高根撫子、深山沙参みやましゃじん、白根人参、真柏などがつぎつぎと目に入る、立派なお花畑である。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
必ず土産に持ちかえるものにしてあるエーデルワイス(深山薄雪草みやまうすゆきそう)は銀白の柔毛にこげむらがらせて、同族の高根薄雪草たかねうすゆきそうや、または赤紫色の濃い芹葉塩釜せりばしおがま四葉塩釜よつばしおがまなどと交って
白峰山脈縦断記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
四葉塩釜よつばしおがまや、岩枯梗や、ムカゴトラノオなどの高山植物が、ちらほら咲きはじめて、草むらの間には、石の切れ屑がときどき草鞋を噛む、殆んど登りつめた端は、雪がおどろくべき漆黒色をして
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)