“よこびん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横鬢96.3%
横鬂3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の子の声が、かねをきるように竜之助のみみもとに響く途端に、竜之助の横鬢よこびんかすめてヒヤリと落ちて来た狂人の刀。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こんどは他の者が代わって立とうとすると、また、その者の横鬢よこびんのところに切石が当たったので、もう誰も鉄砲を取りに行こうという者もありません。
江戸の化物 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
云いながら、隣りの対局へ、横から顔をつき出したのは、横鬂よこびんに黒い刀傷かたなきずのある村安むらやすでんろうである。
魚紋 (新字新仮名) / 吉川英治(著)