“よこざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横座75.0%
主座12.5%
横裂12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仁右衛門は押黙ったまま囲炉裡（いろり）の横座（よこざ）に坐って佐藤の妻の狂態を見つめていた。それは仁右衛門には意外の結果だった。彼れの気分は妙にかたづかないものだった。
カインの末裔 (新字新仮名) ／ 有島武郎(著)
薪の紅く燃えてゐる大きな爐の主座（よこざ）に胡坐を掻いて、彼は手酌でちび／＼盃を甞めてゐた。
奇病患者 (旧字旧仮名) ／ 葛西善蔵(著)
そして、その聖書のこばを歯で破ッて、ビ、ビ……と横裂（よこざ）けのせぬようにしずかにさいて
江戸三国志 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)