“よかは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
余川50.0%
横川50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文政十年亥の八月廿日隣駅六日町のざい余川よかは村の農人太左エ門の軒端のきばに、両頭の蛇いでたるをとらふ。長さ一尺にたらず、そのかしら二ツならびて枝をなすのみ。いろもかたちも常の蛇にかはらず。
文政十年亥の八月廿日隣駅六日町のざい余川よかは村の農人太左エ門の軒端のきばに、両頭の蛇いでたるをとらふ。長さ一尺にたらず、そのかしら二ツならびて枝をなすのみ。いろもかたちも常の蛇にかはらず。
叡山横川よかは惠心僧都ゑしんそうづの創建で海門山滿月寺といつてゐるのは、ふさはしい名である。中には千體阿彌陀佛を安置してある。やがて船が着いて私はやつと湖上に浮ぶことが出來た。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)
寂光院や、三千院や、後白河法皇が鞍馬でも落附けずにあの薬王坂を越して、大原から横川よかはに落ちて行かれたことなどが、自然を地に刺繍でもされたやうにあたりに残つてゐるのは何とも言はれない。
花二三ヶ所 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)