“ゆきづま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行詰93.3%
行塞6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと見てMも上衣うわぎを引っかけて廊下へ出た。学生はうしろを気にするように、時おりり返りながら廊下の行詰ゆきづまりへ往って、それから階段をおりて往った。
死体を喫う学生 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
念の為に一寸ポオ式のディシファリングを試みて見たが、少しも解けない。俺はここでハタと行詰ゆきづまって了った。
二銭銅貨 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
有付いた職業も、それを投出すより外に仕方がないほど、教師としても行塞ゆきづまった。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)