“ゆきつま”の漢字の書き方と例文
語句割合
行詰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うん、すらすらと行詰ゆきつまらずに読んだ。おれはなかなかえらいぞ……今度は綴方つづりかただ。あ、出来た。先生が感心してゐる。今度は習字だ。うまいうまい、おれが一番上手だ……今度は体操だ。
愚助大和尚 (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
従来から行詰ゆきつまったままになっております精神病の研究に対して、根本的の革命を起すべき『精神科学』に対する新学説を、敢然として樹立されました、偉大な学者で御座います……と申しましても
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お上人は急に行詰ゆきつまつたやうな表情をして、てれ隠しに一寸空咳からぜきをした。無理もない、中有の野に虫が居るか居ないかといふ事は、どのお経にも書いてなかつた。