“ゆかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湯灌91.7%
将行8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを獄吏のことばで、湯灌ゆかんをするというらしい。——ところが、東儀与力の耳には、近づくに従って、象のようないびきが聞えた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
死んだきょうだいの四人は、差配の家で湯灌ゆかんをし、みんなで死装束をしてやってから、卯兵衛の隣りにある空店あきだなに移した。
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
鳥が鳴くあづまの旅に丈夫が出立いでたち将行ゆかん春ぞ近づく
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)