“やまはだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山肌72.7%
山膚27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山越えで佐用へ出て来る途中——殊に竹山城から少し先の低い山肌やまはだには、可憐な鉄砲百合がたくさん咲いていて、その一枝を自動車の中に持ちこんだところ、せるような匂いで
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
背後には、青空をくっきりとかくした、峰々みねみね紫紺しこん山肌やまはだ、手前には、油のようにとろりと静かな港の水、その間に、整然とたち並んだ、白いビルディング、ビルディング、ビルディング。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
たたなはる山のおくがの雨空に雪かと見ゆる比良の山膚やまはだ
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)