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やぶかうじ
ふりがな文庫
“やぶかうじ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
藪柑子
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藪柑子
(逆引き)
よく見ると白い寂しい茸が五六本生えてゐて、うすぐもりの日かげが
何時
(
いつ
)
の間にか疎いひかりとなり、
藪柑子
(
やぶかうじ
)
のあたまを染めてゐる。
名園の落水
(新字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
龍の髭の紫、千兩、萬兩、
藪柑子
(
やぶかうじ
)
、さては南天の白と紅。隱れたところにある庭の隅なぞに、それ等の草木の實を見つけるのはうれしい。
桃の雫
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
それは暗いゴチツク建築のなかを辿つてゆくときのやうな、
犇々
(
ひし/\
)
とせまつて來る靜寂と孤獨とを眼覺ました。杉の根方には
藪柑子
(
やぶかうじ
)
、匂ひのないのぎ蘭、すぎごけ、……數々の
矮小
(
わいせう
)
な自然が生えてゐた。
闇への書
(旧字旧仮名)
/
梶井基次郎
(著)
やぶかうじ(藪柑子)の例文をもっと
(3作品)
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