“もんしろちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
紋白蝶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白はとうとう尻尾しっぽを巻き、黒塀の外へぬけ出しました。黒塀の外には春の日の光に銀のこなを浴びた紋白蝶もんしろちょうが一羽、気楽そうにひらひら飛んでいます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
写生帳にはびんの梅花、水仙、学校の門、大越おおごえの桜などがあった。沈丁花じんちょうげの花はややたくみにできたが、葉の陰影かげにはいつも失敗した。それから緋縅蝶ひおどしちょう紋白蝶もんしろちょうなども採集した。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)