“もみやま”の漢字の書き方と例文
語句割合
籾山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治四十四年三月籾山もみやま書店は『すみだ川』のほかにその頃わたくしが『三田みた文学』に掲げた数篇の短篇小説および戯曲を集め一巻となして刊行した。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
それから籾山もみやま半三郎君が出資者となって赤坂の演技座に大劇場としての仮普請をして、沢正の為に根城をこしらえてやったり、非常の景気であって、一代も彼を拍手喝采することで持ち切りであったが
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かくて『ふらんす物語』損害賠償の談判は八年に渡りて落着せず大正五年籾山もみやま書店『荷風傑作鈔』なるものを出版し該書がいしょの一部を採録するに至り重ねて懸合かけあい面倒とはなりけり。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)