“もとむら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元村80.0%
本村20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此の五日には多助が元村もとむらへ小麦の俵を積んできますが、日暮方から遣りますから、山国の事ゆえ天気のいのはあてにならないから、桐油とうゆを掛けてきなと云って
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大島と云へば、椿だの、アンコだの、牛だのが連想されて來る程、何となく淡い美しさを心に描いてゐたのですが、來て見ればあとかたなしで、港の元村もとむらは、さう大した風景でもありません。
大島行 (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)
羸弱ひよわくてあんな病氣に取り憑かれて死なれて見ると、派立(本村もとむらの分村)の目病み婆見たいに八十の身空で、世話になる孫子にも嫁にも皆死なれて、村役場から米だの錢だのを貰つて
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)