“もとぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
元伐50.0%
元木50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本陣、問屋をはじめ、宿役人から組頭くみがしらまで残らずそこに参集して、氏神境内の宮林みやばやしからもみの木一本を元伐もとぎりにする相談をした。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
元伐もとぎりにした二本の樅には注連しめなぞが掛けられて、その前で禰宜ねぎ祈祷きとうがあった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
檜木ひのき類の枝を伐採する場所と、元木もとぎの数をとりしらべて、至急書面で届け出ろとありますよ。つまり、木曾山は尾州の領分だから、松明たいまつの材料は藩から出るという意味なんですね。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)