“もえあが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
燃上85.7%
萌上14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
油をけ、駒下駄こまげたを片手にげ、表の戸を半分明け、身体をなかば表へ出して置いて、手らんぷを死骸の上へほうり付けますと、見る/\内にぽっ/\と燃上もえあが
釜の下は炎々と燃上もえあがって、今にも噴飛ふきとばしそうに釜の蓋がガタガタおどっている。
甚だのんきなもののようだが、首都日本橋に面影をとどめた、三百年封建制度の膝下しっかにあった市民の末期と、新しく萌上もえあがる力との、間に生きたある層の、ありのままの風俗である。