“もうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
毛玠75.0%
毛塊25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
味方の毛玠もうかいだった。さきに深傷ふかでを負った文聘ぶんぺいがその中に扶けられて来る。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毛玠もうかい東曹掾とうそうのえんに任じられ、崔琰さいえん西曹掾せいそうのえんに挙げられたのもこの頃である。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
頭は三寸程も伸びた毛をモジャモジャと縮らせ、ピンとはねた口髭、三角型に刈込んだ顎髯あごひげ、それがずっと目の下まで密生して、顔の肌をうずめ尽している。その毛塊もうかいの真中に鼈甲縁べっこうぶちの近眼鏡がある。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)