“めちゃくちゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
滅茶苦茶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの永い苦悩の、総決算がこの小さい、寒そうな姿一つだ。すれちがう人、ひとりとして僕の二箇年の、滅茶苦茶めちゃくちゃの努力には気がつくまい。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
とにかく博士せんせいと来たら、きょうが乗れば、敵と味方との区別なんかもう滅茶苦茶めちゃくちゃで、科学の力を残酷ざんこくに発揮せられますからなあ。
……このあと、こんな日がもう一箇月も続こうものなら、頭は滅茶苦茶めちゃくちゃになって何もできなくなる、できなくなればますます生活が苦しくなる。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)