“めかご”の漢字の書き方と例文
語句割合
目籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その下に据えた俎板まないたも、野菜を切り込むざるも、目籠めかごも、自在にかけて何物か煮つつある鍋も、炉中の火をかき廻す火箸も、炉辺に据えた五徳も——茶のみ茶碗も
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
実枝の好きな蜜柑みかん目籠めかごで背負いこんできた。クニ子と実枝はつれだって母親の墓へまいった。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
桑の葉の充満つまッ目籠めかごをてんでん小脇こわきに抱えていたが、われわれを見るとこそこそ土堤の端の方へ寄ッて、立ち止まッて,「あれはどこ様の嬢様だが、どこさアへ往かッせるか」
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)