“めいめつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
明滅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以来、彼女は、小娘ころの、たとえば蛍の明滅めいめつにも似たような心のときめきは呼びもどすまいとつとめていたのである。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
暮れると同時に、異人いじんの中から一人が立ち上った。と、彼のからだがほたるいかのように光った。全身に、光の点々があちらこちらにあらわれ、それが明滅めいめつする。
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれども間もなくまったくの夜になりました。空のあっちでもこっちでも、かなみり素敵すてきに大きな咆哮ほうこうをやり、電光のせわしいことはまるで夜の大空の意識いしき明滅めいめつのようでした。
ガドルフの百合 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)