“むらずもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
村角力66.7%
村相撲33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
村角力むらずもうの後援者たちが、退屈なものだから飲んでいるのである。男たちは騒々しいばかりで一向にまとまったことも言わぬが、その中にまじって女がいい声で歌っている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
すぐわきの茶店へ放火する、家を焼いて、村のものを驚かす事、第二。第三は飛込んで引縛ひっくくられて小便を、これだけはどうも不可いけない……どいつも私に二嵩ふたかさぐらい、村角力むらずもうらしいのも交って、六人居ます。
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昭和八年の五月、私は始めて隠岐島おきのしまに渡ってみた。西郷さいごうの町に逗留とうりゅうしていた際に、宿の近くの大社教の分院に何か祝い事があって、島名物の村相撲むらずもうが、大層な景気で村々から乗り込んできた。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)