“むなぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胸倉97.3%
胸座2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いきなりその男の胸倉むなぐらつかみ、右手のこぶしをしたたか横面よこつらに飛ばした。二つ三つ続け様にくらわしてから手を離すと、相手は意気地なくたおれた。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
早くも殿様の素振りに気が付いて、目当てが町内の小間物屋の若くて綺麗な評判娘とわかると、殿様の胸倉むなぐらつかんで、遠眼鏡をねじり合う騒ぎだ
胸座むなぐらはたと敲きつつ
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)