“みみざわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
耳障90.0%
耳触10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、その発声の源にあるものは愛情と善意だけなので、それがこちらの耳障みみざわりになるようなことは、少しもない。
犬の生活 (新字新仮名) / 小山清(著)
さすが、これは耳障みみざわりであったらしい。鷹野姿の公卿は、せっかくの読書を止め、それをふところに仕舞うと、自分の方から無頼の仲間へ呼びかけた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沼南の傍若無人の高笑いや夫人のヒッヒッとくすぐられるような笑いが余り耳触みみざわりになるので、「百姓、静かにしろ」と罵声ばせいを浴びせ掛けられた。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)