“みなごろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鏖殺85.7%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その飛降り自殺者こそ、外ならぬ川手氏一家鏖殺みなごろしの共犯人、例の眼帯の男であることが分ったからだ。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
成程これは残酷だ! 若しも彼等がお通夜帰りに婚礼を訪れたとしたら、担ぎやの頑固ぢぢいは家の子郎党に棍棒を握らせて鏖殺みなごろしにするまでは腹の虫がおさまらないに相違ない。
村のひと騒ぎ (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
祠官蜂起ほうきして王に訴え、国中の豕を全滅せよと請うたのでその通りの勅令が出た。そこで黒人数千、刀を抜き棒を振って豕をみなごろしにせんといきまき、豕の飼い主また武装して豕の無罪を主張した。
すべての羊もちょうど生まれた羊児もみなごろしにしたと。