“みつのぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
光信33.3%
光通33.3%
満信33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに津軽家は秀信ひでのぶの世にいきおいを失って、南部家の後見うしろみを受けることになり、後元信もとのぶ光信みつのぶ父子は人質として南部家に往っていたことさえある。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
十内、齢十七歳、捨ててあった刀を証拠に森の城主——豊後国——久留島くるしま信濃守しなののかみ光通みつのぶに敵討願いを軍右衛門が一子六歳になる清十郎と連署で願出た。
相馬の仇討 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
城代家老の満信みつのぶ文左衛門は温厚な徳人である。思慮綿密、喜怒を色に表わさず、かつて人をしかったことなく、声をあげて笑わず、沈着寛容、常に春風駘蕩たいとうといった人格であった。
思い違い物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)