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みずのえちぜんのかみ
ふりがな文庫
“みずのえちぜんのかみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
水野越前守
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水野越前守
(逆引き)
天保八年というと、まだ
水野越前守
(
みずのえちぜんのかみ
)
の粛清嵐も吹き
荒
(
すさ
)
ばず、江戸の文化は甘酸っぱく熟れて、淫靡と頽廃と猥雑の限りを尽した異様な
瓦斯
(
がす
)
を発散している時分のことです。
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
老中
水野越前守
(
みずのえちぜんのかみ
)
の改革に火の消えたような有様ですが、さすがは物見高い江戸っ子、茶気と
弥次
(
やじ
)
気分は、
此期
(
このご
)
に及んで衰えた風もなく、落首を貼った高札の前は、押すな押すなの騒ぎ
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
勘定奉行矢部駿河守は、後に
鳥居甲斐守
(
とりいかいのかみ
)
に陥れられて、
水野越前守
(
みずのえちぜんのかみ
)
の末路も見ずに憤死して
了
(
しま
)
いましたが、天保年間ばかりでなく、徳川三百年の治世中にも、幾人と数える位の良吏でした。
黄金を浴びる女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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