“みずあめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
水飴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水飴みずあめ色のうららかな春の日の中に両岸の桜は、貝殻細工のように、公園の両側に掻き付いて、漂白の白さで咲いている。
(新字新仮名) / 岡本かの子(著)
それでも敷居しきいをまたぐと土間のすみのかまどには火が暖かい光を放って水飴みずあめのようにやわらかくしないながら燃えている。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
料理場を飛び出すと、まるで巫女ウイッチのように宙を飛んで家へ駆けてゆき、お台所から鶏卵と水飴みずあめ乾杏子ほしあんずをひっさらって、えらい勢いで駆け戻って来ました。
キャラコさん:08 月光曲 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)