“みごもり”の漢字の書き方と例文
語句割合
妊娠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まったくさ。三月みつき四月よつきッてとこじゃないのかね。きれいな人妻の、妊娠みごもりッてやつは、妙に、男に物を思わせるものだて」
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わが女房の妊娠みごもりも何度となく見ておるが、頬の瘠せやら肩のとがりやら、もしや?」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうやら、妊娠みごもりらしい体の異状を、この春ごろからは、いなみようなく自覚されていた。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)