“みがく”のいろいろな漢字の書き方と例文

カタカナ：ミガク

語句	割合
水隠	40.0%
水隱	20.0%
見隱	20.0%
身匿	20.0%

水隠

姫は身を屈（こご）めて、白玉を拾う。拾うても拾うても、玉は皆、掌（たなそこ）に置くと、粉の如く砕けて、吹きつける風に散る。其でも、玉を拾い続ける。玉は水隠（みがく）れて、見えぬ様になって行く。

死者の書 (新字新仮名) ／ 折口信夫(著)

水隱

水馬（すゐま）うかべる水隱（みがく）れ

泣菫詩抄 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

見隱

龕（づし）の御かげを見隱（みがく）しに。

泣菫詩抄 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)

身匿

名指しで山口屋へ登（あが）りましたところ、音羽が逃げ出したという事を聞き、驚いて飛んで帰って参り、此の始末を聞きまして何（なん）にしても山口屋へ掛合うまで、花魁の身匿（みがく）しをしなくっちゃアいけねえ

粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分）：02 粟田口霑笛竹（澤紫ゆかりの咲分） (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)