“みかんばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蜜柑箱77.8%
蜜柑函22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこへ蜜柑箱みかんばこの中へ、餅を交ぜ入れて担いで来た男があった。近松勘六の下男の甚三郎だった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三畳の隅っこに、蜜柑箱みかんばこが一つ、行灯あんどんが一つ、蜜柑箱は机の代りになるらしく、その上に硯箱すずりばこが置いてあって、箱の中には、手習をした塵紙ちりがみが二十枚ばかり重ねてあります。
函は蜜柑函みかんばこぐらいの大きさで、その上に小さい柱が出ていた。ふたをとってみると、意外にも中から小型の無電器械がでてきた。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
といってレッド老人は、磨きあげたワイトマン愛用の丸卓子テーブルの上を指した。そこには蜜柑函みかんばこ大の金網の籠が置いてあった。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)