“まみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
淡水50.0%
真水50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四方水の上に居ながら、バケツ一ぱいの淡水まみずにも中々ありつかれぬ海の子等に、蒸溜水の天水浴てんすいよくとは、何等贅沢の沙汰であろう。世界一の豪快ごうかいは、甲板の驟雨浴であらねばならぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それは、真水まみずの匂いであった。極度に渇している彼の鼻は、犬のように鋭くなっているのだった。彼は、水の匂いを嗅ぐと、その方角へ本能的に走り出した。唐竹の林の中を、彼は獣のようにくぐった。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)