“まきぞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巻添66.7%
卷添33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊におどろいたのは千生の長之助で、自分もどんな巻添まきぞいを受けるかも知れないという恐怖から、七月二日以来、どこかへ身を隠してしまった。
廿九日の牡丹餅 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
それは先日草山の喧嘩に、とうとう彼まで巻添まきぞえにした、あの牛飼うしかいの崇拝者であった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それも君ひとりだつたら、そりや壁の中でも巖の中でも封じ込まれてもいいだらうがね、細君や子供達まで卷添まきぞへにしたんでは、そりや可哀相だよ
子をつれて (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
「……が、子供等までも自分の卷添まきぞへにするといふことは?」
子をつれて (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)