“まきざつぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薪雑木50.0%
薪雑棒50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
普通犬の鳴き声というものは、後も先も鉈刀なたち切った薪雑木まきざつぼうを長くいだ直線的の声である。今聞く唸り声はそんなに簡単な無造作むぞうさの者ではない。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『然うだなア!』と、重兵衛は重々しく首をかしげて、薪雑棒まきざつぼうの様な両腕をこまねいだ。月四円五十銭は成程この村にしては高い。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)