“まがりぶちかいのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
曲淵甲斐守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北町奉行曲淵甲斐守まがりぶちかいのかみ、列代町奉行のそのうちでは、一流のうちへ数えられる人物、弓之助にとっては叔父であった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
呉服橋北町奉行所ごふくばしきたまちぶぎょうしょ曲淵甲斐守まがりぶちかいのかみのお手先、土州屋伝兵衛としゅうやでんべえ。神田鍋町なべちょうの氏子総代で麻上下に花笠。旦那のように胸を張って二十七番の山車に引き添っていた。
ず重罪なるものは罪をかろくいたすようなお情深いお奉行で余程お調べに仁恵じんけいがありました事でございます、其の中でも吉田監物よしだけんもつの家の事に付いて豊前守様から曲淵甲斐守まがりぶちかいのかみ様へお引継になり
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
曲淵甲斐守まがりぶちかいのかみの使者でござる。ただし、私用、潜戸くぐりを開けられい」
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)