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ぼつうせん
ふりがな文庫
“ぼつうせん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
没羽箭
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
没羽箭
(逆引き)
わたしのは「水滸伝」に出てくる
没羽箭
(
ぼつうせん
)
張清という豪傑、腰に錦の袋を持っていて、その中から石ころをとって投げる。
随筆銭形平次:19 探偵小説このごろ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
江戸川乱歩
(著)
その
没羽箭
(
ぼつうせん
)
張清の勇姿をたたえたものには、「水調歌」という時の流行曲に、一ト節の
詞
(
うた
)
がある。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのとき、
没羽箭
(
ぼつうせん
)
張清
(
ちょうせい
)
が頭にうかんだ。百八人のそのうちでも、小石を投げる名人で、常に錦の袋に入れて腰にさげ、エイッと投げれば百発百中。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
敵将、
没羽箭
(
ぼつうせん
)
の
張清
(
ちょうせい
)
は、はや決死のかくごだったとみえる。たのみにしていた両翼の
龔旺
(
きょうおう
)
と
丁得孫
(
ていとくそん
)
のふたりはすでに
毮
(
も
)
ぎ
捕
(
と
)
られていた。——のみならず賊軍の数は倍加している。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そもそも、
没羽箭
(
ぼつうせん
)
張清の得意とする“
礫
(
つぶて
)
”ほどやっかいな物はない。近づけば左手の
閃刀
(
せんとう
)
が片手使いのあしらいを見せ、離れればたちどころに、一
塊
(
かい
)
の小石を
発矢
(
はっし
)
と飛ばしてくる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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