“ぼだいじゅか”の漢字の書き方と例文
語句割合
菩提樹下100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菩提樹下ぼだいじゅか成道じょうどう、というのはまさしくそれです。げに、わが釈尊をして、真に仏陀たらしめたものは、全くこの因縁の真理なのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
「暁の星にあはで」ということは、釈尊しゃくそん菩提樹下ぼだいじゅかに在って暁の星を見てさとりを開いたという故事がありますのでかくんだのであります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
菩提樹下ぼだいじゅかと訳するときは、幽静なるさかいなるべく思わるれど、この大道かみのごときウンテル・デン・リンデンに来て両辺なる石だたみの人道を行く隊々くみぐみの士女を見よ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかも、一たびは家を捨て、人を捨て、肉体までも捨てんとした釈尊は、菩提樹下ぼだいじゅかの静観によって、ついに心において復活したのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
私はその夜ブダガヤの菩提樹下ぼだいじゅか金剛こんごう道場で坐禅を致しましたが実に愉快の感に堪えなかった。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)