“ぼうこくじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
某国人50.0%
亡国人50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
他山の石もって玉をみがくべしというおしえが世に伝えられているが、僕は各国人と交わり、各国人の長所を学びたい心持こころもちする。例えば某国人ぼうこくじんすこぶる勤勉である。
真の愛国心 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
せんだって某国人ぼうこくじんと談話を交えている間に、その人いわく、我国が貴国に言語道断の態度をったのは、決して国民の大多数の意志を表わしたものでない
真の愛国心 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
前に述べた二人の某国人ぼうこくじんの心持の如きは、取りも直さず伯夷叔斉の心持を以て、自国の粟を食わずといって他国にその居を転じたので、そのやり方は同じである。
真の愛国心 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
その性質は非常に怯懦きょうだであって亡国人ぼうこくじんのごとく全く精気がない。けれどもそれかといってこの種族が漸次ぜんじ全滅に帰する傾向があるかというに、そういう傾向も現わして居ない。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)