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ほゝべに
ふりがな文庫
“ほゝべに”の漢字の書き方と例文
語句
割合
頬紅
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬紅
(逆引き)
バスの発着場のそばに、バーのやうなものがあり、
頬紅
(
ほゝべに
)
を真紅につけた女が、富岡に「お兄さん寄つていらつしやいよ」と云つた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
遠くから望むと、いかにも水々しく若やいで居た血色のいゝ両頬には、胸をむかむかさせる濃い
白粉
(
おしろい
)
と
頬紅
(
ほゝべに
)
とがペンキのように
塗
(
ぬ
)
ってあった。ところ/″\に
細
(
こま
)
かい
縮緬皺
(
ちりめんじわ
)
が寄って居る。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
頬紅
(
ほゝべに
)
を赤くつけてゐると思つたのは、さうではなくて、
生地
(
きぢ
)
からの頬の赤さで
如何
(
いか
)
にも山間の女らしく見えた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
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