“ほりょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
捕虜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこへ着陸しても、ちゃんとドイツ兵の一隊が待ちかまえていて、操縦士と同乗者はただちに射殺、飛行機は捕虜ほりょ、帰ってこないわけだ。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
僕はこの仙台のまちを散歩している捕虜ほりょの表情に注意していますが、あの人たちは、あまり笑いません。何か希望を持っている証拠です。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
かれらはどこに去ったか、いつまた、襲来しゅうらいするか、これを知るには、捕虜ほりょとせるホーベスに聞くよりほかないと、四名は洞にひきあげた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)