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ほいし
ふりがな文庫
“ほいし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蒲衣子
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒲衣子
(逆引き)
その間も、師の
蒲衣子
(
ほいし
)
は一言も口をきかず、鮮緑の
孔雀石
(
くじゃくいし
)
を一つ
掌
(
てのひら
)
にのせて、深い
歓
(
よろこ
)
びを
湛
(
たた
)
えた穏やかな
眼差
(
まなざし
)
で、じっとそれを見つめていた。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
蒲衣子
(
ほいし
)
の
庵室
(
あんしつ
)
は、変わった道場である。
僅
(
わず
)
か四、五人しか弟子はいないが、彼らはいずれも師の歩みに
倣
(
なろ
)
うて、自然の
秘鑰
(
ひやく
)
を探究する者どもであった。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
自分が油断をしているひまに、少年はひょいと水に溶けてしまったのだ、自分は確かにそれを見た、と。他の弟子たちはそんなばかなことがと笑ったが、師の
蒲衣子
(
ほいし
)
はまじめにそれをうべなった。
悟浄出世
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
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