“へこた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
屁古垂71.4%
凹垂14.3%
閉口垂9.5%
兵古垂4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
読みかけてみたことはあるが、途中でウンザリして屁古垂へこたれてしまう。どうも本格の探偵小説は私の性に合わないらしい。
私の好きな読みもの (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いつもの通り、ごく近くのどこかの壁に彼の頭を五つ六つぶっつけて、そこで初めてせいせいして勝ちほこって立去る。彼はそう思った。今度こそ阿Qは凹垂へこたれたと。
阿Q正伝 (新字新仮名) / 魯迅(著)
今に閉口垂へこたれることだろうと思って見ているのに、Y君はちっとも手を緩めない。
映画を作る話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
なあに、くそ、これくらゐのこつて、久野信次郎が兵古垂へこたれると思うてくさるか!
双面神 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)