“ふんどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
分銅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老中水野越前守が造り残した数百万両の金銀の分銅ふんどうはその時に費やされたといわれ、公儀の御金庫おかねぐらはあれから全く底を払ったと言われる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
例えば早い話が教科書や試験問題には長さ一メートルの物差とか一グラムの分銅ふんどうとかいう言葉が心配げもなく使ってあるが
物理学実験の教授について (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
奈何いかに頭をほてらせて靈魂の存在を説く人でも、其の状態を眼前まのあたり見せ付けられては、靈長教の分銅ふんどうが甚だ輕くなることを感得しなければなるまい。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)