“ふんこつさいしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粉骨砕身91.7%
粉骨碎身8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粉骨砕身ふんこつさいしん、この上にも不才を傾けて忠節を誓っております。ひそかに思うに、呉の諸将は、みな周瑜に心から服しているのは少ないかに考えられます。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かえって心臆するかもしれない、しかし退いても一定助からぬ吾らの身である、申すに及ばぬ儀なれど、めいめい必死の覚悟にて粉骨砕身ふんこつさいしんすべきことと結んであった。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
味方のためには眼も耳もおしむで、問はず、聞かず、敵のためには粉骨碎身ふんこつさいしんをして、夜の目も合はさない、呼吸いきもつかないで働いた、それが事実であるか! いや、感心だ、恐れ入つた。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)