“ふるやかた”の漢字の書き方と例文
語句割合
古館100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは別荘というよりも、荒野の中の一つであり、わすれ去られた古砦であり、人の住居すまいというよりも、死の古館ふるやかたといった方が、ふさわしいように思われた。すでに刎ね橋はひき上げられていた。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
たちばなの昧爽時かわたれどき古館ふるやかた
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
橘のかはたれ時や古館ふるやかた
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)