“ふゆごも”の漢字の書き方と例文
語句割合
冬籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関から声かけると、主婦らしい小肥こぶとりの女が出て来て、三村加世子がいるかとくと、まだ冬籠ふゆごもり気分の、厚いそで無しに着脹きぶくれた彼女は
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
冬籠ふゆごもりに必要な品々をけ合う時になって、人々は特に、はっきりと、それを感じた。最も熱心なシャクの聞き手までが。
狐憑 (新字新仮名) / 中島敦(著)
陰鬱な交換局から明るいオフィスへの解放、それは永い冬籠ふゆごもりのあとの春の野へ放たれた小鳥の喜びであった。
五階の窓:04 合作の四 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)